忙しい現代日本人の様々な体や心の悩み、病気ではないけれども「なんだか不調」という状態は、「睡眠」に関するお悩みと深く関係している場合があります。
子育て世代、責任世代、では世界的に見ても日本人の平均睡眠時間は短く、年々さらに短時間化していると言われ、
シニア世代では、約5人に1人の割合で睡眠の悩みを抱えていると言われるほど
「睡眠」に満足できている日本人が減少しつつあるようです。
良質な「睡眠」が得られない原因とは
睡眠は、「睡眠ホルモン」と呼ばれる「メラトニン」の影響を大きく受けています。
メラトニンは脳の松果体という場所から分泌されるホルモンで、光の影響を受けて分泌リズムをつくると言われています。
朝目覚めて日差しを浴びることで、体内リズムが整い、夜になると自然と眠気が訪れるのが「メラトニン」の影響です。
朝陽を浴びるとメラトニンの分泌が抑制され、その後約14~16時間経つ頃にメラトニンが分泌され、眠気がやってきます。
つまり、睡眠に悩みを抱えやすくなる原因は、
＊昼夜逆転の生活になる
＊起きる時間がバラついている
＊眠気が起きたタイミングで就寝することができない
などが挙げられます。
他にも様々な要素はありますが、忙しい世代では特に、眠くても仕事や家事が残っていて寝られない、家族のために時間が取られたり不規則になるなど、
生活リズムが乱れやすくなっているのではないでしょうか。
不規則、時間がない、そんな中で良質な睡眠を得るには？
眠気がやってくる時間にベッドに入り、毎朝同じ時間に起きてまずは朝陽を浴びる。
そんなリズムをキープすることが難しい中で、良質な睡眠を得るためにはどうすればよいでしょう。
メラトニンの他にも整えておきたいのが「睡眠のリズム」です。
睡眠中は、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」という2種類の睡眠を繰り返しています。
眠りについてまず最初に訪れる睡眠が「ノンレム睡眠」で、その後「レム睡眠」がやってきます。
この２つを繰り返し、だんだんとレム睡眠が浅くなって目が覚めることで自然にスッキリと目覚めます。
良質な睡眠を得るためには、スムーズに「ノンレム睡眠」、中でも深いノンレム睡眠状態になることがポイントです。
不眠の悩みを抱える方の中には、布団に入ってもいつまでも眠りに着けない、眠っていても小さな物音で目が覚める、よく夢を見る、といった状態になっている方がいます。
この状態は眠りが浅い状態で、体は眠っていても脳が眠っていません。
そのような状態が気になる時は、「ノンレム睡眠」を得やすくなるための対策を取り入れてみましょう。
ノンレム睡眠に関与する「クロシン」とは
睡眠や休息を高めたい方におススメのハーブがあります。
それは「サフラン」です。
世界一高価なスパイスとして知られ、スペイン料理などで使用されるハーブです。
このサフランにダントツで含まれている「クロシン」に注目が集まっています。
「クロシン」とは、サフランの色素成分の一つですが、他の植物などにはほとんど含まれておらず、含有量はサフランがダントツです。
このクロシンが、スムーズな入眠をサポートしてくれるのです。
入眠がスムーズになることで、最初の深いノンレム睡眠状態も得られやすくなります。
スパイスとしてだけでなく、睡眠に嬉しいハーブとしてサフランに注目です。
冷えない体づくりも心がけて
スムーズな入眠には、体温リズムも深くかかわります。
眠る前には深部体温が低くなっていることで、眠りにつきやすくなりますが
そのためには昼間のうちに体温が上がっている必要があります。
ところが冷え体質などの場合、日中でも体温が低くそれ以上体温を下げることをリスクと感じた体が、夜になっても体温を下げないため、眠りにつきにくくなります。
入眠をサポートしてくれる休息のハーブ「サフラン」とともに、体をポカポカと温めてくれる素材も一緒に摂ることをおススメします。
短い睡眠時間しか確保できない中でも、ベストパフォーマンスを続け、体調も整えられるような習慣をぜひ取り入れてみてください。
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