なぜ中年期を過ぎると「中性脂肪」の数値が変化する?

食後血糖値|健康

若い頃は、ちょっとくらい暴飲暴食をしてもしばらく調整期間を置けばリセットできていたのに、40代後半以降頃の中年期を過ぎてくると「元に戻らない!」と感じることが増えていませんか。
体重、お腹周りのポッコリ、健康診断の数値、疲労感…
「年を重ねたから」しょうがないと諦めたくなりますが、最初はほんの少しの変化も
だんだんと蓄積されて気が付くと健康リスクになっているなんてことも…。
中年期頃に大きく低下してくるのは「代謝」です。
代謝が低下してくるとなぜ健康数値に変化が起こるのでしょうか。

「代謝」低下が分かりやすい「お腹周り」の変化

中年期の体の変化で目立つのが「お腹周り」の変化です。
付きやすく、落ちにくい…という困りもの。
見た目だけでなく、生活習慣病の予備軍かもしれないとうことで、健康診断でも腹囲測定がされるようになり「メタボリックシンドローム」の予防が推奨されています。
「お腹周りのポッコリ」の原因として挙げられるのが「中性脂肪」の蓄積です。
中年期には、「代謝」が低下してくることで「中性脂肪」が付きやすく落ちにくくなっていくのです。
「代謝」とは、体の中で起こる化学変化やエネルギー変換などのことです。
生命維持に関わるエネルギー代謝など眠っている間にも消費されるものを「基礎代謝」と言いますが、この基礎代謝力は年齢とともに低下していきます。
男女ともに平均して50代前後から低下しています。代謝が低下することで、体内でエネルギーを消費する力が低下していきます。
つまり食事などから摂ったエネルギーを消費しきれずに、体内に蓄積し始めるのです。

増えやすくなる「中性脂肪」を予防するには?

体や脳のエネルギー源となる「糖質」は、炭水化物などに含まれていて、日常的な食べ物や飲み物から摂取する機会が多い成分です。
糖質は、消化分解されてブドウ糖となり血液中に吸収されていきます。そしてそのブドウ糖をエネルギーに変換して生命維持や日々の活動に必要なスタミナ源としていくのですが、
「代謝」が低下していると、若い頃と同様の糖質を摂取していてもエネルギーとして消費される量が少なくなります。
余分に蓄積されたブドウ糖は、中性脂肪の原因となります。
体重増加やポッコリは
摂取したエネルギー>消費するエネルギー
の状態が原因にもなるため、中年期以降にポッコリになりやすくその状態は中性脂肪の蓄積状態となるのです。
中年期以降にも中性脂肪を蓄積させないための一つの対策が「代謝」を低下させないことです。

代謝に必要なものの一つが「体温」を高めることと、「血流」をよくすることです。
燃焼系と言われる食材を多く摂るのも一つの対策で、体温が維持されることで血流もスムーズになり、老廃物などの不要なものが速やかに排出されエネルギー活用もスムーズになります。
老廃物がスムーズに排出されることで余分に摂取した糖質の排出にも役立ちます。
また、摂り過ぎた糖質をブドウ糖に分解するのを抑制することも、血中へのブドウ糖吸収を減らし中性脂肪抑制につながります。

代謝アップ&余分なブドウ糖の吸収抑制、で中性脂肪悩み対策を

体温を高めるためには、燃焼系食材を摂る、運動をする、入浴時間を活用するなど
様々な方法が紹介されています。
一方でブドウ糖の吸収抑制については、内側からのケアが中心となります。
食事の際に、食物繊維などを多く含む食材を一緒に摂ることで吸収スピードを抑える、
腸内の老廃物を速やかに排出する、
などの対策に加え、
糖質がブドウ糖に分解することを抑制する成分を一緒に摂ることもおススメです。
トクホ食品やサプリメントなどを上手にプラスすることも手軽に健康維持をスタートできていいかもしれません。
適度な運動、食事バランスへの心がけと併せて、継続できる方法を見つけてみてください。

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気になる食後の「脂肪」や「糖」に。機能性関与成分、注目のスーパーフルーツ「ターミナリアベリリカ」をプラスするという選択。