「インナービューティーケア」による美肌づくりもかなり浸透してきました。
インナービューティーケアとは、スキンケアによる健康で若々しい肌の維持だけでなく、体の内側からキレイを育てていこうという目標の元に行う肌づくりのことです。
人気の「腸活」もインナービューティーケアの一つで、腸内を健康に維持することで肌の健康を保とうとするものです。
ナゼ、腸を整えることと肌の健康がつながるのでしょうか？詳しくみていきましょう。
みずみずしい肌づくりの大敵は「紫外線」と「乾燥」
肌悩みのトップの常連となるのが、シワ・シミ・たるみ、ではないでしょうか。
最近では、マスクの常用による摩擦やムレによる肌荒れやブツブツなどに悩まされる方も増えているようです。
これらの肌悩みの大敵とされているのが「紫外線」と「乾燥」です。
「紫外線」は
肌の奥の細胞まで届き、肌奥にメラニン色素を蓄積させ、細胞組織にもダメージを与えます。
肌奥に蓄積されたメラニン色素が肌表面に出てくることでシミになります。
若い頃は、肌細胞の入れ替わりであるターンオーバーのサイクルが短く、古い細胞と新しい細胞の新陳代謝が活発であるため、
蓄積されたメラニン色素も古い肌と一緒に剥がれ落ち、肌にシミを残すことなくキレイな明るい肌をキープすることができます。
ところが、加齢やストレスや食習慣や生活習慣などのダメージによって肌の新陳代謝が低下してしまうと、肌表面のシミが定着してしまいます。
また、紫外線が肌細胞にダメージを与えることで、細胞の老化や酸化が進んでしまい、若々しい肌の維持が難しくなります。
「乾燥」は
肌に元々備わっている肌の保水力の低下などにより、肌の水分量が減ってしまっていている状態です。
水分・脂質・天然保湿因子の３つの要素からなる「モイスチャーバランス」などが乾燥状態の指標にもなっています。
乾燥がすすむと、肌のバリア機能が低下し、紫外線や花粉などの外的要因から肌を守ることができにくくなり、肌荒れを起こしやすくなります。
また肌表面だけでなく肌奥の細胞から乾燥状態が起こると、深いシワやハリ不足の状態になってしまい、老け見えの原因になります。
さらに、乾燥状態は肌の脂質過多の状態にもなり吹き出物が出来やすくなる場合があります。
腸に溜まった老廃物が肌荒れの原因に
紫外線や乾燥といった肌の大敵と、腸内環境がどのように関わってくるのでしょうか。
正確には、紫外線や乾燥によるダメージに負けない肌体力を育てることに「腸内環境」が関わっている、と言えます。
「インナービューティーケア」は腸から肌を育てることの効果を期待しているのです。
まず第一に腸内環境を整えるために気にしたいのが
＊老廃物を溜めないこと
＊良好な腸内バランスを保つこと
です。
食事として体内に摂り入れられた食べ物などは、消化過程を経て腸まで届き、
必要な栄養成分は体内に摂り込み、不要なものは便として排出するように機能します。
ところが、慢性的に詰まりやすかったり、詰まりやすい生活習慣などによって
いつまでも不要な老廃物が腸内に溜まってしまうと、悪性のガスが発生し、その結果肌に吹き出物などができやすくなるのです。
そして、老廃物の蓄積は腸の活発な働きを妨げてしまい、血行不良、水分の巡り不良、新陳代謝の低下の原因にもなります。
そのため、紫外線によるダメージからの回復が遅くなってしまったり、古い肌細胞がいつまでも剥がれ落ちずにくすみやキメの乱れにつながります。
老廃物は速やかに排出しよう
体最大の免疫器官でもある腸に、老廃物が滞ってしまうことで、
肌のバリア機能の低下にも影響が出ます。乾燥がちな肌となり、外的要因によるダメージから肌を守ることができません。
避けることが難しい紫外線や乾燥によるダメージから肌を守るためにも、腸内バランスを整えて肌体力を高めましょう。
腸内バランスを整えるためには「善玉菌」優位の状態をつくることです。
発酵食品や酵素を含む食品を積極的に摂ることも対策の一つ。
特に詰まりがちな場合にが、善玉菌と食物繊維を合わせて摂ることも大切です。
スッキリするだけでなく若々しい肌づくりにも役立つ腸内環境対策をぜひ上手に取り入れてみませんか。
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