美肌やアンチエイジングに敏感な女性たちの間で、今や常識となりつつある「インナービューティーケア」。
文字通り「内側」から目指す「美」を意味していますが、具体的にはどのような効果を期待して取り組んでいるのでしょう。
今回は「インナービューティーケア」について少し詳しくみていきましょう。
「インナービューティーケア」って何してるの？
「インナー」が示す「内側」には、「体内の器官（腸）」や「心」があるとされていますが
ここでは主に「腸」を意識する「インナービューティーケア」についてお話します。
「美」を維持していく上のケアとしてはスキンケアなどの表面的なケアが挙げられます。
小じわが目立ってきたから保湿力の高いスキンケアに変える
しみやくすみが目立つからカバー力の高いファンデーションを使う
肌の透明感を保つために高価な美容クリームをプラスする
など、表面的なケアだけを続けていると対処療法的に次から次へと対策を増やしていくことにもなりかねません。
そうすると、コストも時間もかかって継続的なケアが難しくなることも…。
そこで「根本的なケア」で肌体力そのものを底上げして、
表面的なケアを少なくしても美肌を維持していこうと、
「腸」の健康を保とうとするのが「インナービューティーケア」です。
「腸」には「吸収」と「排出」の役割があって
インナービューティーケアで特に注目していきたいのが「排出」になります。
食事や呼吸などの日々の体の活動によって、体内には「老廃物」が発生します。
これを便として排出するのが腸の役割です。
「老廃物」の排出を担う「腸」
老廃物を腸から排出するためには、腸の「蠕動（ぜんどう）運動」が関係します。
蠕動運動とは、腸が収縮と弛緩を繰り返すことで、ポンプのように老廃物を運び便として排出させる動きのことです。
お腹が減った時にお腹が鳴るのもこの蠕動運動が関係しています。
蠕動運動は、主に自律神経によってコントロールされているため
意識的に動かそうとして動くものではありません。
そのため、緊張状態が続いたり、ストレス過多になると蠕動運動が鈍くなり
排出＝外に出す力が低下してしまう場合があるのです。
その状態が続くと慢性的な便秘状態になってしまうことがあります。
「便秘」に悩む女性が増えている
最近では便秘に悩む人が増えていると言われています。
特に女性に多いとされていますが、そういった傾向になる原因としては
・食事量が少ない
・無理なダイエットをしている
・生理前など女性ホルモンの関係で蠕動運動に影響が出る
・男性に比べ筋肉量が少なく腸が動きにくい（高齢者にもあてはまる）
・出先でのトイレをがまんしがち
などがあります。
また最近では、「内臓冷え」といった隠れた冷え状態になっていることで腸の活動が鈍くなっている場合も増えています。
「便秘」は吹き出物や肌荒れにも直結しますし、イライラ状態にもなりやすく精神的なストレスから肌の不調を起こしてしまうこともあります。
「インナービューティーケア」では「腸の蠕動運動」を促進するような対策を日常的にプラスすることを意識していくことです。
ストレスだらけの毎日から「腸」を守ろう
「腸内環境」を整えるためには腸内細菌のバランスを整えるなどのケアがあります。
さらに
・食物繊維の多い食事を摂る
・十分な水分を摂る
・腸内細菌のエサとなりやすい発酵食品を多く摂る
・入浴時間などを活用して体を温める
・簡単なストレッチやお腹のマッサージで腸を動きやすくする
などの習慣を取り入れてみるのもおススメです。
「インナービューティーケア」は「インナーダイエットケア」とも共通するものですから
美とスリムを両立させるためのも効果的です。
インナービューティーケアには、「心」のケアも含まれます。
ストレスが多く、睡眠不足になりがちな生活をしている方にこそ、おススメです。
美肌やスッキリが維持できると、自然と笑顔も増えてきます。
内側から手に入れる「美」「スリム」「健康」をぜひ一度目指してみませんか。
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