「ターミナリアベリリカ由来没食子酸」ってナニ?

食後血糖値|健康

生活習慣病予防、健康維持、スタイル維持において、それぞれの身長ににあった適正体重や腹囲などの基準があります。
見た目や体重計などをチェックした時に、「あ、マズいな」と感じると運動や食事制限を気にしなくてはならないのかな・・・と考えてしまうものですね。
そんな時に、制限しようとするもののトップに「糖質」と「脂質」が挙げられると思います。
年齢とともに制限の必要性を感じるようになり、年齢とともに制限の結果が出るのが遅くなる、そんな「糖質」「脂質」への対策に注目の成分があります。
それが「ターミナリアベリリカ由来没食子酸」です。

「糖質」はどのように消化される?

ごはん、パン、麺類、甘いもの、アルコールなどに含まれる「糖質」が口から体内に摂り込まれると、
唾液や胃液などに含まれる消化酵素によって食道、胃、小腸と移動しながら分解されていくことで
幾つかの糖がつながった「多糖」と呼ばれる形状から「二糖」「単糖」と呼ばれる小さなサイズに分解されていき、腸壁から体内へと吸収されやすいサイズになります。
最終的に吸収される「単糖」へと分解する酵素の一つが「α-グルコシダーゼ」です。
糖質は過剰に体内に摂り込まれると血中の糖の値を高めてしまい、高血糖などのリスクとなります。

「脂質」はどのように消化される?

肉や魚や、揚げ物などの油を含む食事などで摂り入れられた「脂質」は、
糖質に比べて消化のスタートがゆっくりで、十二指腸、すい臓、小腸などでの消化酵素によって分解されていきます。
すい臓から分泌される「膵リパーゼ」が小腸から吸収されやすいグリセロールなどに小さく分解していきます。
脂質は分解にいくつかのタイプがあり、複雑なこともあって消化に時間がかかるため、食後いつまでもお腹が重たいと感じることもあるのです。
分解された脂質は中性脂肪として皮下や内臓に運ばれ、過剰に蓄積すると皮下脂肪や内臓脂肪となり、体重増加だけでなく健康リスクの引き金となります。

「ターミナリアベリリカ由来没食子酸」はどんな働きをするの?

健康のためにも、スタイルのためにも、糖質や脂質の過剰な体内への吸収を抑えることがポイントになります。
そもそも糖質や脂質を食べすぎないということも大切ですが、毎日必要なエネルギーとしての食事量を維持することも大切です。
ただ、若い頃に比べて代謝が低下したり、体の消化機能などが低下することで、食事量は多くないのに糖質や脂質の影響を受けやすくなってしまうものです。

そこで注目が集まっているのが「ターミナリアベリリカ由来没食子酸」という成分です。
ターミナリアベリリカとは、インドなどの東南アジアを中心に自生する木で、この木になる実にポリフェノールをはじめとする魅力的な成分が多く含まれています。
インドのアーユルベーダではよく使用される実で、このターミナリアベリリカの実に含まれる「没食子酸」(ぼつしょくしさん、又は、もつしょくしさん)に嬉しい働きがあることが研究されてきたのです。
その働きのうちで注目なのが
「糖質を単糖に分解するα-グルコシダーゼの働きの抑制」
「脂質を分解する膵リパーゼの働きの抑制」
です。
つまり、最終的に体内に吸収される小さなサイズに分解するのを抑制することで
過剰な吸収を抑えることで、糖過多や脂質過多を予防するのに役立つということです。
そして、吸収されずに残った糖質や脂質を体外に排出するようにサポートしてれるのです。

過剰な糖質や脂質の吸収を予防したい時に、上手に活用することができれば
健康やスタイルの維持にも役立てることができる嬉しい成分といえそうです。