体重やスタイルの変化が気になり始めた…
健康診断の数値で不安になってきた…
そんなきっかけで「糖」の摂り過ぎを見直してみようと思ったことはありませんか?
今、生活習慣病の観点からも「糖」の摂り過ぎに気を付けるべきという意識が浸透してきて、様々な糖対策の情報や商品が身近になってきました。
でも実際に取り入れるとすればどのような糖対策がよいのでしょうか?
今回は、自分にあった糖対策選びの参考になる情報をご紹介します。
「糖」の摂り過ぎが問題となっている背景
米やいも類をよく食べてきた日本人の食生活には「糖」が身近なものです。
和食によく使われる、米、いも、あずき、かぼちゃ、レンコン、日本酒などには多くの糖が含まれています。
ただ、かつての日本人の食事には、これらの食品だけではなく、葉物野菜や大豆や魚類などバランスよく品数を食べる傾向にありました。
ダイエットや健康の面から「糖は良くない」と思ってしまいますが
「脳」や「心臓」のエネルギー源は「糖質」であって、糖不足になってしまうと
記憶や認知の問題や、心臓の活動へのダメージなど、生命活動に危険が及んでしまう場合があることも知っておかなければなりません。
問題なのは「摂り過ぎ」です。
現代になって「糖の摂り過ぎ」が問題になった背景としては「食の多様化」です。
米だけでなく、パンやパスタやうどんやラーメンなどの小麦類、
お菓子やジュースやアルコールなどの糖分、
種類豊富な果物の果糖、
のように、糖を摂る機会が増えています。
さらに、市販のお弁当や、惣菜、レトルト食品、などが手軽に手に入り味も美味しくなっていて食べる機会が増えることで栄養面に偏りが出てしまい
「糖質」以外のビタミン類・ミネラル・食物繊維などの摂取とのバランスが乱れていることも「糖の摂り過ぎ」が体に影響を与えやすくなった背景です。
体の「コゲ」に注意!話題の「糖対策」のメリット・デメリット
糖の摂り過ぎは体に「糖化」という状態を作ってしまいます。
細胞の老化を引き起こす「酸化」が「サビ」と言われるように、
「糖化」は「コゲ」と言われ、
健康、血管、美容、スタイル、などを正常に維持するためには気を付けたいものです。
体の「コゲ(糖化)」を予防したい人たちが取り組む色々な「糖対策」があります。
① 『糖質制限』
体重を落としたい方たちが多く取り入れている方法で、米やパンなどの「糖質」を含む商品をカットする対策です。
糖の摂り過ぎを避けるという点では体重減少などの結果は出やすいのですが、正しい知識がないままに続けてしまうと、
「糖不足」という状態になることがあります。先にも述べたように、糖質は脳や心臓の大切なエネルギー源ですので、1日に必要な糖質をきちんと摂取するための対応策を行う必要があります。
② 『ロカボ』
糖質制限のように一切の糖質をカットしてしまうのではなく、一日に摂取する「糖質」
の量を制限する方法です。
食事そのものを制限しないため、ストレスが少ないかもしれません。
ただ、「糖質」の量を常にチェックすることや、ロカボ食品のコストがかかるなど、
面倒くさいと思うかもしれませんし、糖質制限同様に、「糖不足」のリスクもゼロではありません。
③ 『食べる順番』
ごはんもなんでも食べていいけど、野菜や海藻から先に食べる、という方法です。
この方法が目指すのは「食後高血糖」を回避することで、血糖値の急上昇や急低下を避け、
血管への負担を少なくするという点です。
ゆるやかに血糖値の変化を維持することで血管を守り糖摂取による健康リスクを軽減しようとするものです。
順序さえ考えればたくさん糖を摂ってよいというわけでもなく、バランスよく食事をすることが大切で、血管への負担は少なくなっても体重やスタイルの面で結果が出るには時間がかかる場合があります。
このように糖対策にはそれぞれメリット、デメリットもあります。
個人個人の体調やライフスタイルによっては、かえって体にリスクがある場合もありますので気をつけましょう。
「摂り過ぎない」そして「溜め込まない」糖対策でおススメは?
体重やスタイルや数値の変化があってから気にするのではなく、「糖対策」で最も大切なのは「早めの対策」です。
食事やライフスタイルなどの習慣が影響することでもあるので、急に改善しようとすると大変です。
まずは以下のことから意識してみてください。
*「糖を摂り過ぎない」食生活を心がける
糖対策の第一は、「糖」の摂取量を一日の制限量内におさえることです。
砂糖を多く含むジュースをお茶に替える、白米に玄米を混ぜてみる、お酒(アルコール)を少し減らすなど、無理のないことから始めてみましょう。
*「糖を溜め込まない」ようにする
適量の糖は、本来消化吸収された後に不要なものは排出されます。
この「排出」に一役かっているのが「食物繊維」「腸内細菌」になります。
糖を摂り過ぎると、食物繊維や腸内細菌の働きが追い付かずに、「溜め込み」につながったり、負担が大きすぎて機能低下になり深刻な状態になってしまうことがあります。
「排出」する体づくりを心がけましょう。
自然素材の力を上手に取り入れよう
生命活動を維持するために欠かせない栄養素「糖質」に対して、体は本来「吸収と排出」のバランスを取ることができていました。
「糖の摂り過ぎ」対策には、体が本来の働きをしやすいように手助けをしてあげることを意識するのも大切です。
化学的なもので無理やり「排出」したり、生命活動にリスクがあるような無理な「制限」をするのではなく、
「自然素材」が持つ力を上手に活用することもおススメです。
日本人になじみの深い「発酵食品」、消化を助ける「酵素の力」など、体に負担のない
そして継続しやすい習慣を取り入れるようにしてみてください。
適度な運動や、体を冷やさないことなども忘れずに気を付けるようにしましょう。
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