良いサフランってどう選ぶ?「サフラン」選びのコツとは

睡眠|サフラン

世界一高級なスパイス「サフラン」。サフランの薬効を活かして古くから世界各地で、体や心や睡眠の健康維持に役立てられてきています。
知れば知るほど魅力的なサフランですが、せっかく高いお金を払って活用するのなら
サフランの力を十分に実感できるものを選びたいですよね。
今回は、サフランの品質の良し悪しはどこで決まるの?など漢方生薬の専門家で薬剤師の山下先生に教えていただきたいと思います。

サフランを上手に選ぶポイントは?
=先生、稀少性の高いサフランですが、その中でも「良質なサフラン」とはどのようなものなのでしょうか?=

(先生)
まず見極めたいのは3つの点です。
「鮮紅色など鮮やかな赤色」「甘い香り」「みずみずしさ(新鮮さ)」があることです。
摘みたてのサフランのめしべは、何よりも新鮮なうちに乾燥処理の段階へと進むことが大切で、時間が経つにつれて「褐変」と呼ばれる酸化した状態になってしまい黒ずんだ赤色になり品質も低下していきます。

=その3つの条件が揃ったサフランを乾燥させたものが良質な乾燥サフランということですか?

(先生)
いえ、さらにチェックしたいのが、「乾燥技術」と「保存条件」です。
採取したサフランは素早く適切に乾燥処理される必要があります。
これについては以前のブログでもお話させていただきましたが、大分県竹田市などの国産サフランにおいては「室内栽培」と「採取」「乾燥」と高い技術が必要ですが、この技術を継承する人の減少も課題となっているのが現状です。
乾燥技術を目で確認することは中々難しいとは思いますが
普段商品化されている乾燥サフランがどのような環境で加工されているのかなどの情報が公開されているものだと安心ですね。

=「保存」にはどのような注意が必要なのでしょうか?=

(先生)
3つの条件が揃った「良質」のサフランが、
高い「乾燥技術」で乾燥サフランへと加工された後は
適切な「保存」をされることで
「良質なサフラン」として活用できます。
ベストな保存温度はマイナス21℃とされていて、
酸化を避けるためにも遮光された場所、
湿気のない場所での保存が大切です。
ご家庭であれば冷蔵庫のような冷暗所での保存がおススメです。

■良質なサフランはココをチェック
① 「鮮紅色など鮮やかな赤色」「甘い香り」「みずみずしい」の3つが揃っていること
② 高い専門技術で乾燥されていること
③ 保存状況が正しく保たれていること

 

サフランの力の源「クロシン」を知っていますか?
=先生、これらの条件をクリアした良質なサフランには、どのような薬効があるのでしょうか?=

(先生)
サフランには、様々な栄養成分が含まれているのですが、最も注目したい成分が
「クロシン」という成分です。
これは色素成分の一つで、サフランの花が開花している時に最もクロシンの量が多くなるとされています。

=「クロシン」ってどのような効果があるのでしょうか?=

(先生)
クロシンを含むサフランは多くの漢方でも処方されているのですが
「クロシン」という成分は非常に興味深い成分で、様々な研究データがありますし、新しいものでは、長崎国際大学の正山征洋先生の論文で
❞サフランとその主活性成分であるクロシンの薬理作用を検討した。サフランエキスは、アルコールにより記憶学習を障害したマウスの記憶学習能を改善した。❞
という報告があるように
「クロシン」と「記憶学習」の関係などにも注目されているようです。

*クロシンと記憶のお話はまた改めてご紹介しますのでお楽しみに。

=その他にはどのような用途が考えられますか?=

(先生)
クロシンを含むサフランは、睡眠のリズムを整えるために大切な「ノンレム睡眠」の充実に役立つほか、抗うつや、婦人科系の漢方薬に配合されています。
他にも漢方の処方としては、コレステロール、中性脂肪、生活習慣病など幅広く使われています。

■サフランの栄養成分「クロシン」とは
・色素配糖体の一種で水溶性の特徴を持つ
・新たな研究によってさらなる薬効が解明されている
・睡眠の他、心や女性のお悩みに役立つ成分

「クロシン」はサフラン以外でも摂れる?
=「クロシン」はサフラン以外でも摂ることができるのですか?=

(先生)
色素配成分である「クロシン」は、色素成分を多く含む植物に含まれていることがあります。
天然着色料に使用される「クチナシ(果実)」にも含まれています。
ただ、含有量としてはサフランがダントツですし、私たち人間の体では作られない成分のため、サフランのような植物からしか摂ることができません。

=天然着色料としてのクチナシ(果実)だと積極的に摂るのが少し難しいのですが、
料理、お茶、漢方、サプリメントなど様々なカタチで摂ることができるサフランなら
ライフスタイルや体調に合わせて上手に活用できそうです。

クロシンの宝庫「サフラン」は魅力たっぷり!
開花のタイミングで最も含有量が増えるサフランの「クロシン」。
良質なサフランを上手に選ぶことで「クロシン」を多く含んだまま体に届けることができます。
消費者の立場では、手元にあるサフランがどこで栽培され、どのような加工をされているのかを知ることで
上手なサフラン選びができそうです。
稀少で高級なサフランをせっかく摂るのですから、ぜひ良質なサフランと出会っていただきたいと思います。

 

●専門家プロフィール


山下嘉昭(やましたよしてる)氏
薬剤師
40年以上にわたり漢方業界で主に生薬の学術活動を続け、漢方薬や200種類近くもあるという生薬に精通。現在は漢方調剤や服薬指導を通じ、サフランや煎じ薬などの日常的な取り入れ方の指導を行う。最近では国産サフランについての魅力にも注目している。
《所属学会》日本東洋医学会・日本生薬学会・日本薬史学会。

 

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当社では、日本人の「睡眠」を健康的に維持するために、睡眠のメカニズムを研究し、
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