自然の恵みの力を借りて健康・美容を維持しようとする「アーユルベーダ」という民間療法があります。
インドなどを中心にはるか昔から受け継がれている民間療法です。最近では、アーユルベーダで使用される植物などの自然素材の力についての研究や実証実験も数多く行われ、
様々な魅力について知られるようになってきました。
今回はそんな中でも健康・スリムの維持でぜひ知っておきたい希少な果実
「ターミナリアベリリカ」についてご紹介します。
アーユルベーダでは重宝される「ターミナリアベリリカ」
ターミナリアベリリカとは、スリランカや東南アジアなどの熱帯地域を中心に自生する広葉樹で、
その実は、1~2㎝ほどの長丸い形をしています。
アーユルベーダで、ターミナリアベリリカが使われるのは、肝臓保護や下痢止めなどです。
ポリフェノールも多く含まれている実は、とても硬くて粉末にして使用されることが多いようです。
このターミナリアベリリカの主な成分が「没食子酸」と呼ばれる成分で、この没食子酸が
現代人の体に嬉しい働きをしてくれると注目されています。
スリムに役立つターミナリアベリリカの魅力とは?
ターミナリアベリリカに含まれる没食子酸についての研究も数多く行われ、
体に不要なものとして蓄積される「中性脂肪」対策についても役立つことがわかってきています。
中性脂肪は、体内に過剰に取り込まれて溜まる皮下脂肪のことで、お腹周りのポッコリをはじめスリム維持のためには、可能な限り減らしておきたいものです。
没食子酸は、食べ物などで体内に摂り入れられた脂質が小さく分解されていき、腸から吸収されるサイズまで分解されるのを防ぐ働きがあるとされています。
吸収できるサイズに分解されないことで、皮下脂肪として蓄積されポッコリの原因の予防にもなります。
生活習慣が原因の体調の変化にも嬉しい果実
没食子酸にはその他にも、食後の血糖値の変化にも嬉しいサポートをしてくれることがわかっています。
食後の血糖値が急上昇することは血管に負担をかけてしまい、血管が脆くなったり、詰まりやすくなったりすることで、生活習慣病をはじめとする血管の乱れ由来の病気などのきっかけとなってしまうことがあります。
そのようなリスクを予防するためには、血糖値の急上昇を抑制することが必要です。
サラダから食べるなど順番を工夫するといった対策もよく知られてきています。
その他にも、血糖値対策になるような素材を上手に取り入れることも効果的です。
健康・スリムの維持は、多くの方の願いではないでしょうか。継続的に取り入れられる習慣を見つけてみてはいかがでしょうか。